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ポッサムー運命を盗むのあらすじ


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主人公のバウは息子と2人で貧しい生活をやりくりするために、「ポッサム」という仕事をしていた。

ポッサムとは、夫を失った妻は再婚を禁じられ寡婦として、夫の家で義理の父母に尽くさなければならなかった時代に、寡婦を袋に詰め込んで、連れ去り、秘密裡に再婚をさせた朝鮮時代の風習で、これを行う者たちは犯罪者と扱われていた。

バウは先王の宣祖を毒殺し、光海君を王位に就けた大北派の重臣のイ・イチョムが、光海君とともに宣祖の後継者と考えられていた光海君の異母弟の永昌大君と彼を指示する西人派に謀反の濡れ衣を着せ排除した時、永昌大君の祖父にあたるキム・ジェナムも死罪に追い込まれたが、キム・ジェナムの孫という設定で、実際には存在しない架空の人物です。

ポッサムで生活を賄っていたバウは、ある日連れ去るはずの寡婦を間違え、敵のイ・イチョムの次男に嫁いだが、初夜を迎える前に亡くなってしまった光海君の王女スギョンを連れ去ってしまった。

間違いが分かり内密に返そうとしていたところ、王女は婚家でうとまれていたこともあり、早々に夫を追って自死したことになっていた。

今更返すこともできず、また生きていることが分かれば殺されることもあり、バウは自分の妻のふりをさせ身をし沈め静かに暮らしていた。

しかし、スギョンの死んだ夫の弟のデヨプは想いを寄せていたスギョンの行方をさがします。

人違いから出会ったバウとスギョンは生活を共にするうちに互いを愛するようになるが、宮廷の権力争いに巻き込まれ様々な危機にさらされ、互いを守るために、身を引いたりもします。

また、愛と家紋の間で葛藤する義弟のデヨプの切ないロマンス。

終盤には驚きの事実が明らかになる、最後まで目の離せない予想外のラブストーリーです。

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