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本当の哲仁王后(チョルインワンフ)てどんな人?

哲仁王后は、李氏朝鮮第25代国王哲宗の王妃で、安東金氏出身です。

2020年作成された韓国歴史ドラマの哲仁王后~俺がクイーン!?~の主人公です。

1851年、彼女が14歳の時に王妃に冊立されました。

 

彼女が王妃になった背景には、当時絶大な権限を持っていた哲宗の養母で、王后の義理の姑に当たる純元王后(スンウォンワンフ)が自出の安東金氏一族の繁栄と政治的権力を強化するためで、手を回して、彼女と同じ、安東金氏の出身であった哲仁王后が選ばれました。

こうして王妃になった哲仁王后ですが、純元王后が望んだように安東金氏の繁栄のために自発的に活動することはせず、性格が穏やかで女官達の間でも評判が良かったそうです。

哲仁王后は1858年21歳の時に王子を産んでいますが、王子は生後約半年で早世してしまいます。

 

その後も世子の誕生を望んでいましたが、それ以降子供はできず、そしてまた、哲宗が1863年に32歳で亡くなってしまったため、実子の世子はいませんでした。

 

そのため、近親の王族男児がおらず、16代王の仁祖の三男麟坪大君の8世孫である高宗(コジュン)が26代王として即位すると、1878年に昌慶宮にて亡くなるまで、大王大妃として政治にも関りを持たず、王宮で静かに暮らしました。享年42歳(数え年)でした。

 

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