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LUCA: The Beginningのあらすじ

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主演:キム・レウォン、キム・ダヘ スペクタクル追撃アクションドラマ 2021年 全12話

ある日、見知らぬ場所で目を覚ましたジオ(キム・レウォン)は体に大きな傷を負っていた。自分の周りには焼け焦げた建物と沢山の人々が倒れていた。自分が加害者なのか、それとも被害者なのか、自分が誰なのかも分からないまま、何者かに追われていることに気づいたジオはその場から逃げ出す。

一方ジオを追っていた殺し屋ソンは腕に大きな傷を負い、とある研究所に運ばれ薬を打たれて命拾いをする。腕が壊疽するほどの怪我で、研究所が発明した薬がなければだんだん腐っていくため、週に何度注射が必要となる。研究所はソンにジオを捕まえたら、ジオの腕を移植することを交換条件にジオを捕まえるよう命令する。

ジオは、実は宗教団体の教祖だが、科学技術で自ら神のような力を手に入れようとする生物学的母親ファン・ジョンァの卵子と遺伝子を研究する工学者で、完璧な人間を作り出す実験をしている生物学的父親リュ・ジュンゴンの精子を基にベ二クラゲ、電気ウナギ、ハエなどの遺伝子をES細胞に組み込まれて作られた怪物だったのだ。

教祖ジョンァとリュ博士が組んで、ジオを捕獲してジオの身体を徹底的に研究し、狂信的な信者の若い女性たちの子宮にジオの受精卵を着床させて、ジオのような者を産ませ拡散させようともくろんでいた。

ハ・ヌレグルム(グルム)は警察強力班の刑事で幼少期に失踪した科学者だった両親を探していた。(実は教祖と教会の室長によって、ジオを作り出したあと研究所の全員が殺害されていた)

グルムはある時殺人事件に関連する人物の銀行口座にヒューマンテックという研究所からの入金を見つけ、この研究所に目を付け訪れるが、情報を得ることはできなかった。

同じころ、目につかないように廃棄物収集の仕事をしていたジオはヒューマンテックから出る廃棄物が犬や猫の死体だけでなく、クマやゴリラ等小さな研究所では考えられない廃棄物が出ていることに気が付く。

このヒューマンテックこそ教祖が投資し、リュ博士が率いる超人類を作るための研究所だったのだ。そしてジオの名前は研究番号Z-0が由来の名前だった。

それから一年後、刑事のグルムはある事件の犯人を追っていた矢先交通事故に合う。現場に居合わせたジオは大勢の人の前で瀕死の状態のグルムを特別な能力で救った後、特殊な力を見られてしまったことが原因で姿を消した。

グルムは、ジオが両親の失踪に関係しているのではないかと思うようになり、姿を消したジオの行方を追い始める。

ジオを追っていた殺し屋のソンは国家情報院のキム・チョルス(キム室長)の下で働いていた。特殊部隊出身の元工作員で、先の事故で腕が麻痺したため、役に立たなくなっていたが、リュ博士が発明した薬品を注入するとしばらくの間だけ動いて、力も強くなるのだった。

ソンは部下を連れてジオの働き場所に現れ、ジオを捕獲しようとするが、その最中にジオの相棒を焼却炉に落としてしまい、後で来た警察はそれをジオがやったことだと決めつけジオを追うことになる。

ソンはジオを追いつめたうえ痛めつけ、戦うが、ジオの両足を刺して歩けないようにしたうえ、ビルの屋上から墜落させる。

その報告を聞いたリュ博士は、死体でも良いのでジオを研究所に連れてくるように命令する。

ひん死の重傷を負い救急車で病院に運ばれたジオをソンとその仲間たちが病院関係者に化けて連れ出そうとする。それに気づいたグルムは彼らを追うが、ひん死だったはずのジオは起き上がり、グルムと共にソン達から逃げ、地下鉄の線路に逃げる。

ジオは、追ってきたソンを身体から放出させた電気で爆発を起こし、気絶させ、グルムを抱いて逃げる。

ジオの身体は敵から身を守るよう発電し放電するのだった。しかし、放電するたびに体の中の弱い細胞が死に、強い細胞だけがのこる。脳も同じで、事故を起こした後、その前の記憶が亡くなることが多い。こうしてだんだん強く完璧な生き物になっていく。

グルムがジオに拉致されたと思ったチーム長は駅と線路を探すよう指示する。気を失ったグルムを背負ったジオは、駅の構内で小さな爆発を起こし、煙に覆われた構内で、警察が気を取られているすきに逃げ去った。

ジオはグルムを背負って近くの廃墟とかした建物に隠れた。目を覚ましたグルムはジオに殴りかかりジオが何者なのかを聞いた。ジオは何も覚えていなという。爆発があったたびに、その前の記憶が消え、まったく知らない世界に来たようだったと言う。

グルムはジオが危険だと考え、部屋を出てジオを出られないように監禁し、何も覚えていないのなら、なぜ自分のことを覚えているのかと聞いた。

グルムはジオの目が青くなり電気を放つことから、昔、科学者の父がある晩家に連れてきた少年を思い出した。夜キッチンに行くと、その男の子は冷蔵庫をあさっていた。何をしているかを聞くと、男の子の目が青く光り体中から電気が発生して、吹き飛ばされたことを思い出した。あれはジオだったと感じた。そしてその次の日ジオと両親はいなくなった。

グルムはチーム長らに内緒でしばらくジオをかくまい、国立科学研究所のオ・ジョンファン教授に頼みジオの細胞を調べてもらっていた。

オ教授は、ジオのDNAじゃ複数の動物をミキサーにかけ合成でもしたようなもので、このようなことができるのはリュ博士しかいないと断言した。リュ博士は、人間の退化を止めるには人工的に進化させる必要があると学会で発表し、サイコパスだという理由で学会から追放されていた。そしてリュ博士は研究費の横領、卵子の違法売買、保護動物の闇取引などのの罪で逮捕された。実際に家宅捜索で研究所からキメラがでた。このため牢に入れられたが、出所後足取りを消していた。

オ教授はリュ博士を探すようグルムに依頼した。同時に、グルムはジオとジオの過去を探すために、ジオが子供のころ預けられていた教会を探し出し訪れるが、ジオはシスターから人殺しの悪魔、地獄へ行けとののしられ、子供の頃にも同じようにシスターから悪魔扱いをされたことを思い出す。そしてシスターが悪魔呼ばわりするまでは人間だっと叫んで、怒りのため身体から放電し、教会を燃やしてしまう。

グルムはジオを連れて逃げ出し、ジオが教会に預けられる前のことが知りたいと言うが、ジオはこれ以上過去のことを知りたくないと拒絶する。

一方ジョンァ教祖から早く完璧な人間を作りださなければ実験に対する投資をやめると脅迫されているキム室長はリュ博士とソンに急いでジオを探し出すよう命令する。

グルムはジオの過去を知るためにオ教授に依頼して、オ教授の知人の病院でジオの身体の検査をする。ジオは子供の頃身体にされた色々な苦しい実験を思い出し、病院を飛び出す。そしてグルムの前から姿を消す。

ジオは町をさまよっている時、昔の記憶にあった名刺が駐車されていた車の窓に挟まれていたのを見つけ電話をかけてみた。それは教会にいたころからの知り合いのウォ二だった。

ウォ二の家を訪ね教会から飛び出てからの生活を聞き、友人だったことが分かり安心したジオはベッドで眠りにつくが、ソンに脅迫されていたウォ二はジオが自分のアパートにやって来たことをソンに連絡する。

グルムがオ教授から検査の結果が出たというので研究所を訪ねると、オ教授は、ジオのDNAに電気ウナギ、べにクラゲ、チョウザメ、蝙蝠、ショウジョウバエの特性があると告げる。そしてそのために電気を発したり、驚異的感知能力や回復力、そして反射神経が備わっていることを告げた。

ジオは人工的にDNAの操作で作られた生き物だった。

そのころウォ二が呼んだソンがジオを捕獲するために訪れ捕獲されてしまう。ソンがジオを研究所に輸送する途中、ジオは電気を発生させ、車を爆破させて姿を消す。

グルムは電話をかけてきたジオを迎えに行く。グルムはオ教授と会った時、ジオは人間ではなく、いつどんな生き物になって、もし子供でも出来たら生態系が変わる可能性があるので、殺すように忠告される。

その頃、ジョンァ教祖は、ソンがジオを回収したと聞いて、ジオの身体からすべての細胞を取り出して信者の子宮にジオの細胞の入った受精卵を入れ、ジオの能力を持つ自分たちに従う子たちを生み出し、この世を支配し、全ての富と名誉が手に入るとキム室長と祝っていた。

ところがそこにジオを乗せた車が、ジオによって爆破させられ、ジオが逃げたとの報告があり、キム室長は急いで実験室へ戻りソンにジオを追わせるように命令する。

ソンはジオに勝てるようリュ博士に、細胞を強化する注射を全身に打つように懇願する。そしてまずはオ教授を殺害してジオの検査に関する調査書を入手する。そしてオ教授にジオの検査を頼んだグルムを誘拐するが、ジオはグルムを探し出し逃がしてソン達を追って研究所に行く。

ソンに倒されたジオは実験室に運ばれる。

リュ博士はジオの身体を検査した結果不純物が混じっていることがを確認し、不純物を取り除くためにすべての弱い細胞を焼き殺し、全身を健康な細胞にしてからクローンを作る準備に入る。

いよいよ強化された細胞を採取し、クローンの受精卵も確保された。そして2週間後代理母(信者)に着床する準備が整った。

グルムが研究所に現れ、2階建ての研究所にしては30階建ての研究所と同じぐらいの電気代がかかっているので研究室を見せろと言うが、対応した研究者は令状を出せと言う。グルムがすぐに大勢の警官が持って来ると言って探し始める。

同じころ、実験室ではすべての実験が終わったジオを廃棄(殺す)ために研究員が強力な注射を打とうとしていた。リュ博士は、自分の子なので自分が処分すると言って他の研究員を部屋から出し、偽の注射を打ってジオに逃げるように言った。

一度は心臓が止まるが、生き返ったジオは強力化していた。ジオは建物を破壊しながら、逃げるリュ博士、教祖、キム室長を追いかける。

燃え盛る研究所内でソンがジオを見つけ戦いを挑む、グルムは2人を見つけジオを助けようとしてソンに投げ倒され、ガラスを割って部屋に倒れこむ。そこにはたくさんの保育器に入れられた乳児が置かれていた。

ジオは放電してソンを倒し、乳児とグルムを連れ出し、負傷したグルムを病院に連れて行く。

しかし、この事件には政府の上層部も絡んでいて、地下の実験室は埋められ痕跡すらなくなり、すべてはグルムのせいになっていた。ニュースでは警官のグルムが汚職をし、それを隠すために研究所に押し入り11人を殺した殺人犯として逮捕状がでていた。

看護婦がグルムを見て、警察に連絡をし、それを知ったジオはグルムを連れ逃げ出すが、ジオが寝ている隙にグルムは上司のチーム長に助けを求め、会うことにする。

ところがチーム長もキム室長とグルで、グルムを捕まえるか、逃げたら殺すように指示されていた。

チーム長はグルムを裏切り捕まえようとしたが、こっそり追ってきたジオに助けられその場から逃げる。行く場所のないグルムはジオについてバスに乗る。

2人は人里離れた場所でヤギを飼って暮らす。グルムはすぐに町にもどるつもりだったが妊娠したことが分かり、平和に暮らしていた。月日がたちジオの友人ウォ二から偽の住民カードを受け取ったグルムは街に降りて子供を産む。

一方ジオのDNAを強化した受精卵が着床した3人の胎児も着々と育っていたが、DNAが強すぎて、胎児が放電するようになり、お産の準備で実験室に運ばれた後、強力な放電で3人とも胎児と共に破裂してしまう。

実験に失敗した教祖のジョンァ、リュ博士、そしてキム室長は今後の計画を話し合っていたが、話し合いは決裂し、ジョンァとリュ博士は遺伝子を再編成してまた新しい子を産ませると言い、キム室長はジオを捕まえると言って部屋を出て行った。

ジョンァ教祖はキム室長をくびにするが、キム室長はソンを使って病院からグルムと赤ん坊を拉致監禁する。

監禁場所に現れた、キム室長とグルのチェチーム長は、ジオはグルムの両親と一緒に車に乗っていた時放電して車を爆破させグルムの両親を殺したという偽の情報を伝え、ジオをおびき出すように言う。

グルムはその車で亡くなった人たちのDNAが本当に自分の両親の物かを調査するようチェチーム長に依頼し、チェチーム長はキム室長に会うが、キム室長はすでに偽のDNA鑑定書を偽装しグルムにジオが犯人だと確信させる。

グルムの父は本当はチェ博士と一緒に、病気にならない人間を作ろうとしていたが、一緒に実験をしていたリュ博士は違う考えを持っていて、人類の進化という名目でジオを作った。

グルムの父は、ジオを悪用されないために連れ出そうとして、何人かで車に乗せた時、ジオが放電してグルムの父だけが生き残り、林に逃げたところキム室長に追われ殺された。

キム室長は、罪をジオに押し付けた上、グルムに両親の仇のジオを呼び出すよう強要する。

グルムと赤ん坊が拉致されたと知ったジオはキム室長を探し出し、キム室長を裏切った教会を倒すため教会で会う約束をする。案の定ジオは教会に来て、行く手を阻む者を次々と倒していく。だが、殺し屋のソンの相棒のユナがジオを倒そうとし、腹をさすが、反対に殺されてしまう。

ソンはジオを追って教会に行くが、そこでユナがすでに殺されてた。ソンはユナを殺されたことへの復讐にジオの唯一の友人ウォ二を捕まえ、ジオの前で殺してしまう。

その頃、ジョンァ教祖は男たちを使って、グルムの拉致先からグルムと赤ん坊を連れ出し、教会の地下に監禁する。

ジオはそれを知り追いかけるが逃げられてしまう。ジオはそれを追って教会の地下の実験室にいるリュ博士に会い、家族を守るためにと言いくるめられ、最強の細胞を残す実験に応じる。

グルムの赤ん坊が電気を放電し、弱い細胞と共にグルムにだかれても泣き続けるのをみて、ジオは自分が以前放電するたびに弱い細胞と共に記憶を失ったことを思い出し、リュ博士の提案する、赤ん坊のうちに弱い細胞を電流で殺して、強い細胞だけを残せば記憶をなくすことはないと言いくるめられ、納得し、実験を行おうとする場に、監禁されていたグルムが部屋を逃げだし現れ、赤ん坊を連れて逃げ出した。

段々リュ博士の考え方に洗脳されていくジオ。自分のような超人類が多くいれば隠れて暮らす必要もない。

一方グルムは赤ん坊を普通の人間のように育てたいと、追いかける者達から逃げるが・・・

新スターウォーズのエピソード1のダースベーダーになる前のアナキン・スカイウォーカーを彷彿とさせる内容で、Beginningとあるように次のエピソードがあると思わせる終わり方は、通常の韓国ドラマとは少し違う気がします。

今のところエピソード2の話は出ていませんが、できれば見てみたい!

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L・U・K・Aについて

”Last Universal Common Ancestor”

生物学の専門用語で、現存する全生物の共通する祖先。動物は子宮の中で精子と卵子という違う性質の細胞が出会って始まる。合わさった2つの細胞には共通点がある。そうやって生命の起源をたどると共通の祖先になる細胞があり、それがLUKA。

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