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日本語の「つ」が、韓国語で「ル」みたいになるのはなぜ?(対応一覧表付)

結論

もともと日本語の「つ」が韓国語で「ル」になったわけではありません。
もとの音は、昔の中国語にあった「トッ(t)」みたいな音で最後は子音でした。
それを、日本と韓国がそれぞれ自分の言葉に合う形で取り入れた結果です。

① 昔の中国語には「ッ」で止まる音があった

昔の中国語には、言葉の最後が「ッ」で止まるような音がありました(イメージ)。
例:骨 → コッ / 末 → マッ / 鉄 → テッ

② 日本語は「ッ」で終われない

日本語は「コッ」「マッ」みたいに子音だけで終わる言い方が苦手です。
だから、言いやすくするためにうしろに音を足すことがよく起きます。

日本語の変え方(イメージ)

  • コッ → コツ
  • マッ → マツ
  • テッ → テツ

つまり「ッで止まる音」を、そのままにせず「つ」で言いやすくしたんですね。

③ 韓国語は子音で終われるけど、強い「トッ」は使いにくい

韓国語は「ル」「ク」「ム」など、子音で終わることができます。
でも、昔の中国語の「トッ」みたいな強い止まり方は、そのままだと合いにくいことがありました。

そこで韓国語では、受け取りやすい形として、やわらかい「ル」に近い音で取り入れたものが多いです。

韓国語の形(例)

  • 骨 → 골(コル)
  • 末 → 말(マル)
  • 鉄 → 철(チョル)

🎵 たとえ話:笛と太鼓

漢字のもとの音は、「トッ!」と短く止まる音でした。

  • ピッと切れる
  • 短く止まる
  • はっきりした音

これが、日本語と韓国語に別々の形で入っていきました。

④日本語は「笛」みたいな言葉

日本語は、笛(ふえ)みたいな楽器だと思ってください。

  • ❌「ピッ!」と急に止まるのは苦手
  • ⭕「ピー」と音をのばすのが得意

だから「トッ!」をそのまま言えず、
うしろに音を足して、のばしました。

日本語の変え方(イメージ)
トッ → トゥー → つ

⑤ 韓国語は「太鼓」みたいな言葉

韓国語は、太鼓(たいこ)みたいな楽器です。

  • ⭕「ドン!」と止められる
  • ❌でも「トッ!」みたいなカチカチの止まり方は苦手

そこで、少しやわらかくして取り入れました。

韓国語の変え方(イメージ)
トッ → トゥル → ル

⑥ だからこうなった

もとの音日本語韓国語
トッ

(対応表)

漢字日本語韓国語
コツ골(コル)
テツ철(チョル)
マツ말(マル)
ダツ탈(タル)
サツ살(サル)

いちばん大事なポイント

❌ 日本語の「つ」が変わって韓国語の「ル」になった
⭕ もとの中国語の音を、日本は「つ」で、韓国は「ル」に近い形で、別の方法で取り入れました。

※「ル」になったり「チョル」になったりする細かい理由(次の音とのつながりなど)もありますが、まずは「もとの音を、言語ごとに入れやすい形にした」という考え方が土台です。

日本語の漢字(つで終わる)日韓共通で使う例(漢字)韓国語(ハングル+読み)
骨(コツ)骨折、骨格、骨盤골절(コルジョル)、골격(コルギョク)、골반(コルバン)
鉄(テツ)鉄道、鉄鋼、鉄板철도(チョルド)、철강(チョルガン)、철판(チョルパン)
乙(オツ)乙種、甲乙을종(ウルジョン)、갑을(カブル)
圧(アツ)圧力、圧縮、血圧압력(アムニョク)、압축(アプチュク)、혈압(ヒョルラプ)
活(カツ)活動、生活、活力활동(ファルトン)、생활(センファル)、활력(ファルリョク)
脱(ダツ)脱出、脱毛、離脱탈출(タルチュル)、탈모(タルモ)、이탈(イタル)
殺(サツ)殺人、自殺살인(サリン)、자살(チャサル)
達(タツ)到達、発達도달(トダル)、발달(パルダル)
末(マツ)週末、年末주말(チュマル)、연말(ヨンマル)
密(ミツ)密度、秘密밀도(ミルド)、비밀(ピミル)
欠(ケツ)欠点、欠席결점(キョルチョム)、결석(キョルソク)
結(ケツ)結果、結論결과(キョルグァ)、결론(キョルロン)
率(リツ)確率、効率확률(ファンニュル)、효율(ヒョユル)
卒(ソツ)卒業、卒業式졸업(チョロプ)、졸업식(チョロプシク)

※この表は「日本語で“つ”で終わる音」が、韓国語では 받침(終声)として表れる例を集めています。
※表の「例」は、日韓どちらでも漢字語として自然に使われる語を優先して載せています。